
「ナシゴレン味の餡かけ白ごはん」
ふっと思いついたのがきっかけでこのメニューが誕生しました。
っていう話はメニューページに書いたのですが
実は思いついたのは、結構前のことなのです。
近所に昭和から続く喫茶店がありました。
過去形なのはお店は今年閉店してしまったからです。
近年の昭和レトロブームもあってか、若い方が訪れて表のショーケースの写真を撮る光景が見られたり
近隣住民の憩いの場にもなっていた、地域に根づいたお店が静かに幕を閉じました。
そして今後そこに新しいテナントは募集しないという話を耳にしました。
この街にまた一つシャッターが増え、また一つ灯りが消えました。
「このまま街の灯りがどんどん減っていくなんて、まっぴらだ!」
そう思っています。
この街で育った私がこの場所で開業し、
多くの地域の方々に支えていただいて19年目。
店の中から定点観測してきた私が痛切に感じるのは
あきらかに人の往来が減りました。
肉汁にとことんこだわったハンバーグ、
包丁をすっと入れると花が咲くように開くふわトロのオムライス、
極厚なのにしっとりと柔らかいポークステーキ。
どれも自信をもっておすすめできるうちの看板商品たちです!
ただしハンバーグもオムライスも”ど定番”の料理、
ここにしかないメニューというわけではありません。
ここにしかない味をもとめて他所から人が訪れるような「唯一無二の商品」を作りたい。
そして「ナシゴレン味の餡かけ白ごはん」を思い出しました。
ナシゴレンはインドネシア発祥の米料理。「ナシ」は「ごはん」、「ゴレン」は「炒める、揚げる」、ごはんと具材を炒め合わせてサンバルという辛味調味料で味付けしたチャーハンに似た料理です。
もう一つ、エスニック料理にはタイ発祥のガパオライスがありますよね。
ガパオはシソ科のハーブ「ホーリーバジル」のことを指し、具材と炒めてごはんに盛り付ける料理です。
きっかけはナシゴレン味の餡でしたが、当店の『ジャワ飯(ジャワライス)』はナシゴレンでもガパオでもありません。
鶏ひき肉をベースに、サンバル・ナンプラー・にんにく・はちみつ・各種スパイスを
絶妙なバランスで調えた、完全オリジナルのスパイスごはん。
東南アジアの甘辛酸のニュアンスを、日本の餡かけ白ごはんとして再構築。
軽やかで香ばしく、クセになる味わいが特徴です。
きっかけがナシゴレンだから「ジャワ」、丼物だから「飯」。
ジャワ飯と書いて、ジャワライス。
当店発祥のまったく新しいアジアごはん。
皆さんとともに育てていって
夢はでっかく、ご当地グルメ🎉
皆さまもぜひ一度、ここにしかない味と出会いにつくし野にいらしてください。
街を行きかう人々がほんのちょっとでも増えたらいいな
そんな気持ちもこのメニューを作った理由の中に、ほんのちょっとあるのです。



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